令和7年度
ゲスト審査員として、引き続き写真家の成田 舞様をお迎えして最終審査を行いました。成田先生がつけてくださいましたコメントもぜひご覧ください。
成田先生も選定に苦労した、全82点の応募の中から選ばれた入賞作品をご紹介します。
昨年度創設の、一般投票で多くの支持を集めた作品「ベストオーディエンス賞」、さらに今年新設された、施設職員さんにフォーカスした「ケアヒーロー賞」もご注目ください!
最優秀賞「つめたぁ〜い!」

[作品の解説]
今年も暑かった京都の夏。この日はかき氷で大盛り上がり!
たくさんの笑顔で溢れかえっていましたが、こちらは「つめたぁ〜い!けど、おいしい~!」の表情です。その様子を見ていた職員さんも素敵な笑顔に(^^♪
[審査員のコメント]
この一口がどれだけ冷たかったか、思わず目をつぶって体をそらせるお姿がキュートですね。
職員さんは無邪気に笑っていて、お二人の間にある朗らかな空気が魅力的な一枚です。
優秀賞「笑顔さわやか」

[作品の解説]
施設の裏のひまわり畑へ。
このひまわりは、京都橘大学の学生と一緒に種まきをしました。
背の高い立派なひまわりに囲まれ、太陽の日差しもたくさんうけ、元気をもらいました。
天晴れ、ひまわり!!
[審査員のコメント]
ポーズと笑顔がとっても素敵ですね。夏の日のさわやかさだけでなく地面に連なるひまわりの影や背後に輝く逆光の光の筋には不思議な迫力も感じて目が離せません。
優秀賞「姉妹の再会」

[作品の解説]
20代のころから疎遠になっておられましたが、ショートステイをご利用されるるのをきっかけに特養(ショートステイ併設)で入所されているお姉様と50年以上ぶりに再会された時の写真です。
[審査員のコメント]
50年ぶりの再会…!すごいですね。まるで奇跡のように感じる出来事。ポーズがいいですね。お二人で肩を組んで、まるでチームを再結成したかのようです。心のうちに潜む静かな意志のような
ものを思います。
審査員特別賞「来年こそは、と願うスイカの声」

[作品の解説]
なぜか、今年はスイカの育ちが悪くて…
「何が気に入らなかったんだい?」と、スイカの気持ちを聞くために耳を澄ませています。
来年の豊作を願う、心温まる一コマです。
[審査員のコメント]
優しい問いかけのお姿ですね。スイカの声が本当に聞けたら、もっと応じれるのに、、とこちらまで共感してしまうような、優しい表情に心が洗われました。
ベストオーディエンス賞
変わらぬ愛のかたち

[作品の解説]
初詣。両手を合わせ、心から祈るのは家族のこと。健康で幸せに・・・お祖母ちゃんの願いは、いつも変わりません
[審査員のコメント]
真剣な表情でご家族のことをお願いする凛としたお姿が印象的です。初詣なのですね。寒くてもこの一日は欠かせませんね。
また一緒に暮らせるね

[作品の解説]
いつも仲のいいご夫婦。以前は違う階にお互いの居室がありましたが、念願の居室移動が叶い現在は同じ階で過ごされています。一緒におやつを食べ団らんする光景はまるで家で暮らしているかのように見えます。
[審査員のコメント]
どんなタイミングで撮影された写真なのかなあと考えてみたのですが、特別なタイミングであってもなくても日々お二人の写真が増えていくといいですよね。そんな日常の写真をお二人で見返すこともきっと楽しいでしょうね。
ケアヒーロー賞
チューリップ畑

[作品の解説]
施設の裏のチューリップ畑へ春の散歩です。
空は快晴の青、施設の建物の周りには桜のピンク、チューリップ畑には赤・白・黄・紫と、色とりどりです。
季節の彩に囲まれていっそう晴れやかな表情です。
[審査員のコメント]
職員さんとご利用者さんの楽しそうに寄り添うお姿が最高ですね。声が聞こえてくるようです。桜もチューリップもちょうど一緒に綺麗に咲き誇っていて、春の陽気に溢れていますね。
ハイタッチで広がる笑顔

[作品の解説]
夏祭りの射的ゲームを楽しんだ利用者さまとスタッフが、成功の喜びを分かち合うハイタッチ。一緒に楽しみ、笑い合い、心を通わせた瞬間です。
[審査員のコメント]
笑顔のハイタッチがとても素敵な瞬間を捉えておられますが、そんな楽しげなお二人の間にある銃のミスマッチがなんとも言えない味わいを醸し出していますね。とても楽しい作品です。
入選作品


















